森下昴は付き合って3年が経つ恋人・
美紀との結婚を間近に控えていたが、
ある日、彼女は交通事故で亡くなってしまう 。
言葉にならない苦悩と悲しみで
茫然自失の日々を過ごす中、
母・洋子に促され、
久々に故郷の岐阜へと帰省する。
洋子もまた、不慮の事故で夫を亡くし、
未だに心に傷を抱えていた。
悲しみは癒えないと思っていたが、
ある不思議な体験を通して、
昴は美紀の死と向き合っていくように――。